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脱炭素狂騒曲 その47 牙をむく温暖化


 今年の夏、お盆に入る前の8月9日、各新聞の表紙を飾ったのは、「南海トラフ巨大地震注意」、「宮崎震度6弱」、」南海トラフ『注意』の臨時情報」、「地震1週間は備えを」でした。今にも南海トラフ地震が来そうな勢いで、報道が過熱しました。そのため、この地域の人たちは、寂しいお盆を迎えることになりました。帰省を控えた人もたくさんいたでしょう。この30年に80%の確率で東京直下型地震が来る、と報道されてもう約30年がたちます。20年ほど前に、患者さんで、まだ40歳前後、東大の新進気鋭の地震学者が来ました。私がこの話をすると、その学者は、「先生その報道は間違っていますよ、今後20年で100%の確率で地震が来ます。」といって、帰っていきました。それからもうすでに20年立ちますが、東京直下型地震はまだ来ていません。地震学者の地震情報が、紫から赤、橙黄、白と色違いで地図に表示されていますが、最近起こった地震で能登半島、青森などは、真っ白で、まったく地震が起こりそうなところではありませんでした。要は、地震情報は全くあてにならないということです。いっそのこと南海トラフ地震が起こりそうなところに住むのが、一番安全な気さえします。地震学者や気象学者は地震がおきたらおきたで、なんだか難しい説明をしますが、まるでけむに巻かれたみたいで、理解できません。おそらく理解できないように説明しているのでしょう。日本列島は地球の最深部、水深1万メートルに達するマリアナ海溝と日本海溝の頂点にあります。そこに大平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートが折り重なっています。相模トラフ、駿河トラフ、南海トラフが、その折り重なったところにあるので、地震学者としては説明のしやすい条件がそろっています。この地図を見ると、直ぐにでも巨大地震がおきそうな気がします。新生代・新第三期(中新世)と呼ばれる、およそ2,500万年前ごろから日本列島は大陸(ユーラシア大陸)から500〜1,000万年かけて離れていきます(リフティング)。約1,500万年前に現在の日本列島がほぼ形成されました。リフティングのせいで、日本海が拡大し日本海溝ができました。日本で起きる巨大地震はこのプレート運動とリフティングによっておきます。直立二足歩行を始めた人類(ヒト族)の誕生は約700万年前、石器を本格的に使い始めたヒト(Homo)族の誕生は250万年前、現生人類(ホモ・サピエンスの誕生が、約30万年前です。約3万8,000年前(後期石器時代の初め)に日本各地で石器が見つかっています。したがって、このころホモ・サピエンス(現生人類)が日本に渡ってきたと考えられます。日本にわたってきたホモ・サピエンスは、最初は狩猟・採集生活を行っていましたが、やがて、約2万年前に縄文時代を迎え、稲作を始めます。このころの日本の温度は今より2〜3℃高く、関東平野は海の底でした。そのため石器は東北から北海道にかけて多くみられます。日本列島が形成された約1,500万年前からプレートの変動と地殻の引き延ばしは今も続いています。この間何度も巨大地震や巨大津波は起きています。今でも南海トラフや相模トラフでその痕跡を見ることができます。最近、地震情報や気象情報の報道が、だんだん過激になってきました。「牙をむく温暖化」など、いままでなかった言葉です。地震学者も気象学者も、年間約3,000億円の科研費から研究費をもらって研究をしています。いよいよ研究費も底をつき始めたのか、報道もまるで脅しのようです。もうすこし、国民を安心させる報道をしてほしいものです。「日本列島上では,いつでも、どこでも地震はおこりますよ、心配しても無駄ですよ。」程度の報道でいいのではないのでしょうか。

 


2025.12.23. 氷川台内科クリニック 院長 櫻田 二友

 

 

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